美しく暮らしたい

すべてを自らの手で作る暮らし

できることから

ひとつひとつ

「手」
 
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手を作ってみて、あらためて表情溢れるその姿を知った。

様々な仕草をさせると、
そこに感情のようなものが芽生える感じがするから不思議だ。

人類は進化の過程の中で、顔の表情から
相手の思いを汲む能力を発達させてきた。
同様のことが手の表情を読む能力にも言えるのだろう。
他のどの種よりも手を繊細に扱える動物だけに、
その手に注視するのは当然と言えば当然かもしれない。

私達は足にはそれほど感じられない何かを
手に見ている気がする。






彫 刻 12:29 -
「玄 鳥」
 
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西洋ではツバメを「幸せを運ぶ鳥」と呼ぶ。
幸福や家族・友人に対する愛情の象徴なのだとか。

日本でも燕は縁起ものとされている。
世界中で愛されている鳥だ。







彫 刻 12:26 -
「憧 れ」
 
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流木から彫った白い翼。

幼い頃から鳥が好きだった。
羽根や鳥の飛ぶ姿はなぜあんなに美しいのだろう。

もし空を飛ぶ生物がいなかったとしたら、
この世界はもっとずっと重苦しいものになっていたはず。

飛ぶものの存在は人の心に羽を与えている。






彫 刻 23:16 -
「足 跡」
 
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伊豆での展示会が終わりました。
いらして頂いた方々、本当にありがとうございます。


等身大の動物彫刻という今までと違う作品に
様々な反応を見たり聞いたりして嬉しかったです。

しゃがんでじっと覗き込む人、
歓声をあげて近づく人、
「泣きそう…」とつぶやく人、
ずっとずっと立ち尽くす人、
餌をあげる小さな女の子(笑)等など。

見る人の想像の中で彫刻は呼吸を始め、感情を持ち、
新たな生を生きているようです。

作品を作っているさい、
自分なりのイメージや言葉や物語が存在はしますが、
完成すればその命はそこから離れます。
あとは自由に生きたり死んだりしてゆくのです。

作品と周囲が一体となったひとつの空気の中で
それぞれの人が触れた世界とは一体どんなものだったのでしょうか。


動物たちがいなくなり、
再び静寂に包まれた暗い会場を夢想します。
サーカスが去った跡を眺めるように、
ほんの少し胸の奥が締めつけられます。

それぞれの心の中に残る足跡、
ずっと消えずに残って欲しい…






彫 刻 00:35 -
「彫 刻」
 
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伊豆での展示会が始まりました。


ちょうど一年前に会場を下見に訪れた時、
古い木造倉庫を改装したこの空間に胸が高鳴りました。

むき出しの小屋組、室内にも絡む蔦、土間に射す光、
そのまま残された巨大な鉄の機械。

そしてその時に思いました。
ここではずっとやりたかった展示をやりたいと。
大きな彫刻を数点、薄暗い自然光の下にポツンと置く。
それだけの展示。



実物大に近い動物彫刻を3体のみ。
いつものような家具や作品は作りませんでした。
それらを期待してくださった方々、申し訳ありません。

ですが、自分の頭の中だけに数年来ずっと存在していたものに
形を与えそこから出してやる事が出来て少しホッとしています。

ずっと大事にとっておいた大きな流木に、
黒姫で自ら倒した大木を新たな軸に加え作品作りを進めました。

「材料から自らの手で」という想いが少しずつ形になってきています。
こういうもの作りがずっとしたかったのです。





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彫 刻 14:13 -
「作 品」
 
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初の試みとしてポスターと映像も作ってみました。

ふだん作品にはタイトルや特定のストーリーはつけていません。
観る人に委ねたいと思うから。

でも自分の中にちょっとだけそういうものがあったりします。
そんな小さな想い、小さなストーリーを今回少しだけ覗かせてみました。
もちろんそれが「正解」などではなくあくまで作品のひとつの側面です。

やってみると、ただ作品を作って置くだけの時に比べ、
より「もの」から「ものではないもの」に見えてくる感じがして新鮮でした。
いろんな角度から作品を照らしてみるというのも面白いですね。
作った本人でも意外な発見があったりします。
自分ではない人の抱くそれぞれのストーリーもまたとても気になります。

すべてに於いてまだまだ拙いレベルなのですが、
これからもいろいろな試みをしていきたいです。








彫 刻 06:35 -
「宿 る」
 
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小さな人を彫っている。

布を纏い、フードを被った男がこちらに背を向けている画。
親指くらいの大きさだからわかりにくいかな。
うつむきかげんで歩き、もしくは佇んでいる。

まだ彫り途中。
だけどその後ろ姿にはすでに
彼の感情のようなものが芽生え始めているような…

宿ってくれるかな、
命。





 
彫 刻 01:55 -
「木 靴」
 

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小さな木靴

流木から彫りあげ、
最後に古い紐を結んで。






彫 刻 16:33 -
「皓 月」
 
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黒姫で梟の狩りの瞬間に出くわした。

梟の音なき羽搏き、
野鼠の声なき悲鳴。

美しくもあり残酷でもある月下の野生。

鳥肌が立った。
その感触を形に留めたいと思い小刀を握る。


いつの日かうちの森で、部屋の窓から
梟を眺めて夜を過ごすのが自分の小さな夢だ。







彫 刻 00:02 -
「標 本」

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七月の展示会

遠くからもたくさんの方々に来ていただいた。
本当にありがとうございます。



動物、昆虫、植物、菌類。
写真や標本、押し花、あるいは彫刻といったかたちで
黒姫の自分の小さな森の生物を、自分なりのやり方で記録している。
今は信州の動植物の本に囲まれて勉強中。
名前がわからないものもまだまだ多いけど、
地道に勉強しながら、一生かけて残してゆきたいと思う。

信州の森、日本の森は世界にまたとない、
繊細で多様で美しい森なのだという。
そのことを我々日本人は自覚しきれていないと思う。
無くしてしまったその後にそれを知るのではあまりに悲しい。

今尚残る野生に少しでも多く触れていたい。
それらが失われてしまうその前に。





彫 刻 17:09 -
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