美しく暮らしたい
すべてを自らの手で作る暮らし
できることから
ひとつひとつ
美しく暮らしたい
すべてを自らの手で作る暮らし
できることから
ひとつひとつ
cœur de joie.の扉は、かつて自分が住んでいた古い家のために作ったものだ。
その家は今はもうない。
店主のむつみさんが故郷の長崎でお店を開く時、その扉を選んでくれた。
少し坂になった静かな路地裏に、大きな蔦と仄かな灯りと共にそれはひっそりと
佇んでいた。ずっと前からそこにあったかのように、不思議なくらい長崎の街に
よく溶け込んでいた。扉というものはどこか象徴的なものを帯びていて、
自分にとって特別なもの。初めての個展を開いた時、DMに選んだ写真は作った
扉の写真だった。人生の新しい扉を開くんだという意を込めていた。
結婚という人生の節目の時も、まだ駆け出しの苦しい生活だったので
住んでいた古い家の扉の、古い真鍮の鍵を指輪代わりに彼女の手のひらに
差し出した。この先ずっと一緒に暮らしてゆこうという想いだった。
思えばcœur de joie.の扉や什器のガラスケースやトルソーなどは、
その当時暮らしていた部屋の思い出深いものたちばかりだ。
人生を振り返ったとき、身の周りを彩っていたモノたちは
いつまでも色褪せることなく記憶の中に生き続ける。
だからこそそれらは少しでもより良いものであればいい。
自分たちの作るものが、ほんの少しでも人の人生の幸せに
役立ってくれたとしたら本当に嬉しい。
冬のおくりもの時期を控え、未草オリジナルの箱と共に
誰かに贈りたいと思ってもらえるような魅力ある作品を並べられたらと思います。
寒い時期ではありますがぜひ足をお運び下さい。
未 草 小林 寛樹
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未 草 「冬のおくりもの」展
〔日 付〕 平成29年12月7日(木)〜17日(日)
〔定 休〕 12 日(火) ・ 13 日(水)
〔時 間〕 12時〜19時(〜18時/土日祝)
〔在 廊〕 8 日(金) ・9 日(土)
〔場 所〕 cœur de joie.〈 〒 850-0032 長崎市興善町7-11 〉
〔電 話〕 095-821-1043
〔H P〕 http://www.coeurdejoie.com
〔MAIL〕 alice@coeurdejoie.com