美しく暮らしたい
すべてを自らの手で作る暮らし
できることから
ひとつひとつ
「寛ぐ樹(き)だね。」
自分の名前を読んである人がそう言った。
樹自体が心地好さそうに陽を浴び、風にそよいでいる姿なのか
あるいはその下で人がもたれて憩う姿なのか…
どちらにせよその言葉の響きと、その人の描く心象がとても素敵だなと思った。
ある小さな島の静謐な場所に立つ大楠。
枝をいっぱいに拡げてその大きな体が向かう先は、春の長閑な海と空。
巨きなもの包まれる大きなもの。
そこに満ちるのは深い深い安心感。
目指すべきはきっとこういうものなんだと思う。
本当に久しぶりの更新。
文章を読んだり書いたりということから随分と長いあいだ離れていた。
瀬戸内の海に降り注ぐ光
霞に響く汽笛は新たな時を告げる合図
長かった夜がいま明け始めている。
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