美しく暮らしたい

すべてを自らの手で作る暮らし

できることから

ひとつひとつ

「古 家」

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古い家とそこに暮らす人々を見つめる本に載せて頂いた。
カメラマンは黒姫を撮ってくださっている松村隆史さん。
この家と自分たちのことをいつか書きたいと、何年も前から
企画を温めてくださっていた梶謡子さん。
壊される前にこうして記録に残して下さったお二方に感謝です。





 
住 処 22:24 -
「来 春」


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告知で「この家での最後の冬の展示」とお伝えしたのですが
「この家での最後の展示」と思われていた方が少なからずいたようでした。
言葉足らずだったとしたらすみません。

自分達の間では「最後の秋」や「最後の冬」はよく使うフレーズだったので
何の疑問も持たずにそのまま書いてしまいました。

来春、もう一度だけここで展示会をしたいと思っています。
これが本当の「最後」です。これまでの集大成のようなものが出来るよう
これから半年間しっかりと準備してゆきたいです。

この家でしかできないもの、この家でやることの意味。
今一度自分に問い直しています。





 
彫 刻 09:58 -
「小 道」


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緑の小道の世界を見事なまでに表現してくれたseakaleさん
手に取ると懐かしいような草の香りがふわっと漂うブーケやリース。
彼女の言葉どおり、野で摘んだ草花をそっと差し出しすような
そんな素敵な作品達で皆さんに大好評だった。






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寒い中、軋む扉を開くと珈琲カブくんの淹れる温かな飲物の香りに包まれる。
たったそれだけのことが(と言ったら語弊があるかもしれないが)
なぜか自分にとても深い安心感のようなものを与えてくれた。
彼の自然な姿勢がその場の空気を静かに作っていて、その心地良さが
香りと共に記憶に残っている。
本展に添い「果実」と「種実」と名付けられた柴田さんとのメニューも秀逸だった。


未草、seakaleさん珈琲カブくん、天然酵母パンとスコーンの柴田さん。
先の見えない行く手に時に迷いながらも、皆ひたむきに小さき道を歩んでいる。
二度と来ない駆け出しのこの時を大切に、一歩一歩ともに歩んでゆきたい。






 
雑 記 15:55 -
「錯 覚」


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自宅展で壁に投影していたノルマンディーの農場の写真。
時々ここがどこだかわからなくなるような不思議な感覚に。





 
住 処 11:23 -
「庭」

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自宅展では庭の植物の欠片を部屋のあちこちに飾った。
毎朝手をかけてきた庭も来夏には取り壊される。
重機が入るその画を想像してしまうと胸の奥が少し苦しくなる。

壁一面の蔓植物も植えた時はほんの小さな苗だった。
白い毛布にくるまれ震えていた仔犬も、結婚したての未熟な人間も
みんなここで共に成長してきた。
自分達にとってはこの世に二つとない、大切でかけがえのない場所。
この場所には思い出が詰まりすぎている。





 
中 庭 19:14 -
「最 後」


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長い年月を経てきたこの家が最後の冬を迎えています。
春と夏は再びやって来ますが、もう二度とこの家に秋と冬は訪れないのです。

月を眺めながら聴いた秋の虫の音や、冬に差す美しい光がより一層愛おしく
感じられます。残り少ない日々を丁寧に大切に過ごしてゆきたいと切に思います。

今回の自宅展も多くの方に遠方よりお越し頂きました。ありがとうございます。

この瞬間、この場所に確かに存在していたもの。
一人でも多くの方の中に在り続けてくれたとしたら嬉しいです。





 
住 処 16:12 -
「珈 琲」


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珈琲豆とカカオ豆を求めて単身世界を旅する若者に出会いました。

やわらかい物腰の奥に秘めた芯の強さにとても惹かれました。


彼は言います。「コーヒー、カカオの上流のストーリーをしっかりと
噛み締めて、それらを自分にとって最良の形で提供してゆきたい」と。


上流のストーリー。

遥か遠い国の空、大地、コーヒーやカカオの木々、農場で出会った

人々の笑顔やその暮らし…

自宅展最後の週末に彼が出張喫茶をしてくれます。

彼が五感で感じてきた全てが詰まった珈琲とホットチョコレート。

この週末 ぜひ味わいに来てください。




→■ご予約     

→■珈琲カブ





 

告 知 01:47 -
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