緑の小道の世界を見事なまでに表現してくれた
seakaleさん。
手に取ると懐かしいような草の香りがふわっと漂うブーケやリース。
彼女の言葉どおり、野で摘んだ草花をそっと差し出しすような
そんな素敵な作品達で皆さんに大好評だった。
寒い中、軋む扉を開くと
珈琲カブくんの淹れる温かな飲物の香りに包まれる。
たったそれだけのことが(と言ったら語弊があるかもしれないが)
なぜか自分にとても深い安心感のようなものを与えてくれた。
彼の自然な姿勢がその場の空気を静かに作っていて、その心地良さが
香りと共に記憶に残っている。
本展に添い「果実」と「種実」と名付けられた柴田さんとのメニューも秀逸だった。
未草、
seakaleさん、
珈琲カブくん、天然酵母パンとスコーンの柴田さん。
先の見えない行く手に時に迷いながらも、皆ひたむきに小さき道を歩んでいる。
二度と来ない駆け出しのこの時を大切に、一歩一歩ともに歩んでゆきたい。