美しく暮らしたい

すべてを自らの手で作る暮らし

できることから

ひとつひとつ

「古 布」
 
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今回の新作として、フランスの古い布で作ったエプロンが並びます。

使い古されたエプロンや作業着に惹かれます。色褪せやほつれ、
汚れも含め、働く布には着飾る布には無い美しさがあります。

近頃用途に応じて様々なエプロンを身につけるようになりました。
不思議なもので、その布一枚をまくことで気持ちが切り替わり
作業に身が入るのです。気に入ったエプロンを身につけると
面倒だなと思う食器洗いでさえあまり苦にはなりません。

様々な職人から感じるのはそのエプロン姿への誇りのようなもの。
一枚の布と持ち主との間には、用途を越えた深い関係がきっと
存在しているのだと思います。






告 知 08:14 -
「seakale」


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seakaleさんはまだお店を持たない小さなお花屋さんです。

しかしblogを一目見たときからずっと気になる存在でした。

彼女の作る、優しいけど甘過ぎず、凛としている花々に惹かれます。

写真もとても綺麗なのでぜひ一度seakaleさんのblogを覗いてみて下さい。

(上下の写真も彼女のものを拝借しました)


彼女の花や草木に向ける眼差しは本展のイメージと大きく重なります。

今回自宅展に参加して頂けると聞いた時は本当に嬉しく思いました。

きっと本展を素敵に彩ってくれるはず。楽しみです。





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以下 寄せて頂いたメッセージです。


緑の小道と題された展示。

その中で今回私は本展に添ったブーケや

クリスマスも近づいておりますのでリースも展示販売させて頂きます。


緑の小道を歩きながら摘みとりそっと差出すような、

そんなイメージの草花をお持ちいたします。






告 知 09:37 -
「週 末」


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いよいよ今週末から自宅展が始まります。最後の追い込みです。


それから地震のことで色々とご心配頂いております。ありがとうございます。

ずっと東京にいましたので自分達は大丈夫です。

現地で何か起きていなければ良いのですが。








雑 記 09:29 -
「巴 里」
 
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遠い異国の地に少しずつ、想いを馳せる人や場所が増えていく。
歳を重ねるって素敵なことだなと思う。

古きを残し、街も田舎も美しくあるフランスに憧れる。
しかしそれと同時に日本の良さや美しさもまたあらためて感じている。
日本がフランスに習うべきは自国のものへの誇りや、良い意味での
頑固さなのかもしれない。
京都が京都であり続けているのは、それをきちんと持っている
からなのだと思う。






雑 記 09:29 -
「背 中」

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池の畔にある小屋の煙突から週に2度ほど薄い煙が立ち昇る。
そのとき辺りはなんとも言えないパンの幸せな香りに包まれる。

小麦を育てることから始め、収穫したものを石臼で挽き、石釜と薪で焼く。
材料から自分で調達し、古い道具とやり方で時間をかけて丁寧に作る。
すべてが美しく、余計なものが削ぎ落とされた、確かで本物のもの作り。
自分がずっと憧れ続けているものが目の前にあった。感動した。

今はまだ思い描いている人生からは程遠いけれど、歳を重ねたいつか
こんなふうに信念を貫いて生き、こんなもの作りをしていたい。
粉まみれの背中がたまらなく眩しかった。






雑 記 00:55 -
「散 歩」

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来週からの自宅展の題とした「緑の小道」。





 
雑 記 04:12 -
「古 木」

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なぜか心に残っているくたびれた栗の樹。





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日本の木とはまた違う美しい樹相を持つ欧州楢(オーク)。
独特の雰囲気があり自然と目を引く。
欧州で古くから崇拝されている樹というのがわかる気がする。

大きな樹と共にある暮らしってやっぱりいい。
ヒトはずっと樹に心を寄せて生きてきたのだから。



雑 記 12:00 -
「食 肉」
 
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ここでの肉料理はまずその動物の命を絶つことから始まる。
小さくて愛らしい子豚がやがて抱えられないくらいまでに育ち
すぐには食べきれないほどの肉を人間に与えてくれる。
全ての部位も血も決して無駄にはせず、ソーセージやパテ等を作る。
余計な味付けもしない。ほとんどそのままの味をありがたく頂く。

鶏料理でも考えさせられることがあった。
ここでは「もも肉をたくさん用意して…」みたいな料理はできない。
鶏にももは2つだけ。たくさん欲しければそれだけ鶏を殺さなければならない。
材料を買って料理することに慣れすぎてしまった自分達には
そんな当たり前のことがとても新鮮に感じられた。


よく晴れた昼下がりにバスケットを抱えて歩いた水車跡の残る川のほとり。
そこで頂いた作りたての肉料理とお酒のランチは本当に格別だった。


 
雑 記 12:42 -
「菜 園」

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雑 記 12:00 -
「老 婦」
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ジャム作りは果実や野菜、木の実を摘んでくるところから。
それらを大きな銅鍋でグツグツと煮込んでいく。

幾種類ものジャムやガレット、ローストチキンなど、
たくさんの料理を彼女は教えてくれた。

ここで育てた小麦で焼いたパンと彼女のジャム、
そしてここで搾った林檎ジュース。
毎朝共にした朝食がシンプルだけどたまらなく美味しかった。
 
この地方は林檎のお酒、シードルやカルバドスの産地でもある。
農場でも自分たちの飲む分を大きな古い樽に毎年仕込んでいる。

かつて馬車で町まで樽を運んで売りに行っていた、そんな時代を
彼女は知っている。そう遠くない過去の話だ。





 
雑 記 12:00 -
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