BonAppétitというリトルプレスがあります。
どこにでも置いてある本ではありません。
「つくる人の姿を伝える」小さな小さな本です。
年末に出たその本に自分たち夫婦が特集されています。
自宅兼アトリエは他でも何度か紹介されてきましたが、
黒姫の土地にカメラが入るのは初めてのことです。
決して見ることのなかった自分たち二人の並ぶ背中に
4年かけて伐り拓いてきた森。
眺めているとこみあげるものがあります。
写真は雑誌等で活躍され、その作品のファンでもあった
松村隆史さん。
編集の長井史枝さんは、喋りが苦手な自分の想いを的確に
文章にして下さり、自分たち夫婦が厚い信頼を寄せる方です。
まだ何も無い今をこういったかたちに収めて頂いたことに
本当に感謝しています。
この本が掲げるように、これから何かを始めようとされている
誰かがこの本を手にとることによって、小さな一歩を踏み出す
きっかけを得たとしたならこんなに嬉しい事はありません。