今日から政府の節電要請期間がスタートする。
電力の問題が騒がれている昨今思うことがある。
それは、今議論されている問題を自分達の行動で解決しようと
するのなら、「エアコンを使わない」という選択肢が
もっと話に出ても良いのではないかということ。
家庭の電力消費の最たるものはエアコンだ。占める割合約25%
夏のピーク時には約50%にもなるそうだ。
まずこれをなんとかしないことには、他でいくら努力しても
あまりにも無力だ。
次いで冷蔵庫で約16% ピーク時で約25%
だが今の暮らしで冷蔵庫なしの生活は、
不可能とは言わないまでも、かなり難しいように思う。
どちらかを切るのならエアコンだろう。
設定温度云々も大事だが、そこからもう一歩踏み出したい。
冷蔵庫をなくすより生活は一変しない。必要なのは多少の我慢。
現にもう長いことエアコン無しで夏を過ごしてきているが
別段困ったことは無い。ただ暑いだけだ。
夏は暑い。過ごしにくいけど仕方がない。
そう思えればいいだけのことなのだ。
もちろん体の弱い人や、お年寄り、赤ちゃんのいる家庭は別だけど。
>原発のタービンを回しているものは蒸気ではなく、
人々の「便利がいい」とか「面倒くさい」だと思う。
友人の言葉だ。
東電の体質にも問題はある。でもその前に、
原発を他県に幾つも押しつけ、散々電気を使ってきた(使っている?)
自分達自身にも大いに猛省する余地がある。
そこのところを欠いたままの批判や人の吊るし上げには
首をかしげてしまう。
福島の人達は一体誰のためにこんな目に遭っているのか。
よく考えたい。
まず変わらなければならないのは自分達自身だ。
それができれば自ずと原発は止まるのだと思う。
裏を返せば、止まらないということは
自分達にそれが出来ていないということの現れなのだと思う。