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美しく暮らしたい

すべてを自らの手で作る暮らし

できることから

ひとつひとつ

「未 草」
 
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開拓記を綴っている途中ですが、
ここでそもそも何故そんなことをしているのかという
一番大事な部分について触れておきたいと思います。



今から十数年前、オーストラリアの山あいの草原で
自給自足に生きる家族と出会い、人生が変わりました。
 
周りにある木や石、土や廃材で作る家も、
そこに暮らす人々の顔もまた美しく、
何より日々の暮らしそのものがたまらなく美しかったのです。
人間のあるべき姿を見た気がしました。

以来「どうしても伝えたい生き方がある」
強くそう思うようになりました。



帰国し、必要な技術を学びながら
自然のものや、棄てられゆくものたちを集め、
暮らしにまつわる様々なものを自分で作り始めました。

それが生業として成り立つのかどうかはあまり考えませんでした。
そして今もあまり深くは考えていません。
ただただ、彼らのような生き方を目指し夫婦で共に歩んでいます。

ようやく探し求めていた理想の土地に出会うことができました。
今までの廃材や古布などを使った作品作りに加え、
より身の周りの自然を生かしたもの作りをしてゆきたいと思っています。
そしてそれらは、衣食住全てに渡ったものへとなってゆくことでしょう。

そんなもの作りや生き方を通して伝えたいこと。
それは、身の周りにある自然の力を借り、既にあるものを上手に利用すれば、
人は十分豊かに幸せに、そして美しく生きることができるということ。

それを実践し示してゆくことこそが自分に与えられた役割だと思っています。
その表現のひとつとして昨年HPを立ち上げました。

知人にはお知らせしていたのですが、
一年の準備期間を経て、今日より本格始動させたいと思います。


http://hitsujigusa.com/


名は 「未 草」 (ひつじぐさ) といいます。
日本に古くから自生する唯一の睡蓮の名を借りました。

あの土地で、大地にしっかりと根を張り、
流れる水に身をゆだね、毎日広い空を眺めて生きてゆく。

それをひと言で表せる言葉は何かとずっと考えていました。
そんな時、黒姫近くの池で出会ったのがこのヒツジグサでした。
ストンと二人の胸の奥に落ちました。

水に漂い、泥の中から控えめで美しい白花を凛と咲かせるその姿に、
自分達を重ねて思いました。そんなものでありたいと。

そうして生きた暮らしから零れ落ちる種のようなものが
誰かを幸せにしたとしたら自分達も幸せ。
そんなもの作りでありたいと。

歩いた跡に一輪の花を咲かせたい。
そんな想いでものを作り生きてゆきたい。


まだそれとわからない新芽のような「未 草」ですが
末永く見守っていただけたら幸いです。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。


 小林 寛樹 ・ 庸子



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