美しく暮らしたい
すべてを自らの手で作る暮らし
できることから
ひとつひとつ
美しく暮らしたい
すべてを自らの手で作る暮らし
できることから
ひとつひとつ
シルクロードを行き交う荷馬車の上の羊。
自分の中では完全にそれだったのだ。
だが予想外の反応。「何これ?」「象?」
そんなわけはない。
カシュガルあたりの並木道で
驢馬の曳く荷車に揺られる羊なのだ。
シルクロード云々は別としても
羊にも見られないことに驚く。
それも幾人もの人から。
もともと、あまりはっきりとわからない
「○○のようなもの」を作ることが少なくない。
見る人にゆだねたいと思うから。
この羊も細部を「正しく」は作っていない。
品種も木の色味に合わせて
勝手に変えているから西欧の匂いもする。
ある人にとっては、
「アイルランドの鈍色の空の下 雨に濡れそぼる羊」
なのかもしれない。
あるいは全く別のなにものか。
自分だけにしか見えないことや
その人だけにしか感じられないことってある。
そういうのって面白い。