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美しく暮らしたい

すべてを自らの手で作る暮らし

できることから

ひとつひとつ

「紅」
 
scarlet.jpg


目の覚めるような紅。
自然は凄い色を見せてくれる。

淡い色が好きな自分は
赤色に手を伸ばすことがまず無い。
使いたいと思うことがないし、
使おうと思っても上手く使えずけっきょく諦める。
だから鮮烈な赤とか赤使いを見せられると
ハッとするしとても憧れてしまう。

赤はとても強い色。
血、肉、炎、太陽などを想起させ、
生命の原初的な部分に触れてくる。

ヒトは太古の昔からその色を見ることによって
肉や果実の食べ頃を見分けたり、
戦や狩りで自他の生命の危険信号を受け取ったりしてきた。
その色を識別するセンサーは
他の多くの哺乳類には無く霊長類独特のものらしい。
特別な色だ。

その特別な色をヒトは古来から特別なものに使ってきた。
古くは古墳の棺や壁面に、やがて鳥居や神殿 仏教行事に、
現代でも祝い事にこの色は欠かせないものとなっている。

また戦うものにも赤はしばしば使われる。
有名な「ロンドンの衛兵」や
現実のものではないが「赤い彗星」に「紅の豚」。
その特別な色を上手く使ったときのカッコ良さといったらない。
何色をも敵わないし替えがきかない色だと思う。
他の色だとしたらあそこまでビビッドなイメージは
持たせられないだろう。

甲州武田の騎馬部隊とかも、
霞の間から見える赤い大軍団には
相手を震え上がらせるに足る独特の雰囲気があったはず。
赤い甲冑に身を包む兵士達の高揚感のようなものも
想像に難くない。

学生時代にやっていたアメフトでも
真紅のジャージにヘルメットの日大がフィールドに姿を現すと、
往年の常勝チームが醸し出す独特のオーラみたいなものを
強く感じたのを覚えている。


いつか自分も赤を特別な感じで
印象的に使えたらよいと思う反面、
一生使えなそうだなとも思う。
なんと言うか、「自分の色」ではない気がするのだ。
憧れは憧れだけで終わらせるのがよいのかもしれない。
それでもいつかはという一縷の望みは捨てずに
使わずとも選択肢の一つとして残しておきたい。
自分から切り離さずにいたい。
そんなこんなでこのblogにも紅の刺し色 
いれてみた(笑)





自 然 12:23 -
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