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美しく暮らしたい

すべてを自らの手で作る暮らし

できることから

ひとつひとつ

「お伽の国」

 

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早朝、バンコクでブータン国営航空の機体に乗り継ぐ。いよいよだ。

窓に額をつけて外を見つめる。

 

急峻な山々と渓谷からなるブータンには平坦な地がほとんど無い。

空港は谷底にかろうじて作られていて、離着陸の難しさは世界でも有名だ。

機体は着陸に向け、狭き谷に潜り込むように急降下。

そのとき大地を覆う雲がパッと晴れ、突然視界が開けた。

「近い…」思わず声が漏れた。右に左に下にと山肌が目前に迫ってくる。

飛行機の窓からの眺めとは思えない光景。

墜落寸前から戻る飛行機の再現映像を観ているようだった。

 

おかげで色々なものがよく見える。

土壁で板屋根の家々、民族衣装の着物を着た人々、朝げの煙…

本当に昔話のような世界が広がっていた。まさに山の中のお伽の国。

 

秘境と呼ばれるようなところも旅してきたけど

空港近くの家々は現代のものであったり、昔ながらの暮らしをしていても

服は他国の大量生産品を着ていたりするもの。

それがブータンは明らかに違っていた。

聞けば1999年まで空港ターミナルが、板葺き屋根に重石の乗る伝統建築で

付近の農家のほうが大きいくらいだったという。

 

上空で既に心鷲づかみ。

もうすぐそこに降り立つことが出来る。胸が高鳴った。

 

 

 

 

 

 

客 旅 20:30 -
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