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美しく暮らしたい

すべてを自らの手で作る暮らし

できることから

ひとつひとつ

「夏 至」
 
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長野県在住作家によるNagano企画vol.2 「冬の遊び」展 
galarie 夏 至 にて。

長年拾い集めてきた舟板で鍋敷をたくさん作ってみた。
木製の舟などほとんど見られなくなった昨今、舟板は貴重な材料。
幾度となく冷たい冬の海に洗われ、真夏の太陽に晒されてきた板達には
それぞれに唯一無二の表情がある。
そこに焦げや欠けなどが加わり、使い込まれた道具としての美しさも
兼ね備わった時、それらの板がどんな表情を見せるのか。
数年後、数十年後にもう一度並べて眺めてみたい。






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憧れの地アラスカの大平原に想いを馳せて作っていた数年前。
自分の中ではなんの疑いもなくカリブーの群れの壮大な風景だったので、
「あ、鹿だ」の声に思わずずっこけた。極北の大地がいきなり奈良公園に…

それがこの冬は違う思いで作っている。
黒姫での冬支度のためにひとり車を走らせていた12月のこと。
小雪が舞う夜道の行く手を突如遮ったのは鹿の群れだった。
動物の群れが道を横切るのを待つなんてまるでアラスカのようで嬉しかったし、
なにより野生の大きな獣の筋肉の生々しさや悠然とした身のこなし、
そして群れの迫力に心奪われた。
もうカリブーでも鹿でも他の動物でも何でもいい。すべては見る人に委ねたい。
ただ、いまなお残るその時の感触が今回のこの動物を自分に作らせている。
そのことだけは確かだ。





 
彫 刻 22:04 -
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