美しく暮らしたい

すべてを自らの手で作る暮らし

できることから

ひとつひとつ

「玩 具」

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金沢の21世紀美術館の前にある生活工芸shop labo「モノトヒト」。
3部構成で登場の「10cm」では企画第2段である「三谷玩具店」がスタート。

自分は汽車や車、小さな羊たちを作りました。
また真鍮ハンガー等の生活道具も置いて頂いています。




 
彫 刻 10:22 -
「来 春」


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告知で「この家での最後の冬の展示」とお伝えしたのですが
「この家での最後の展示」と思われていた方が少なからずいたようでした。
言葉足らずだったとしたらすみません。

自分達の間では「最後の秋」や「最後の冬」はよく使うフレーズだったので
何の疑問も持たずにそのまま書いてしまいました。

来春、もう一度だけここで展示会をしたいと思っています。
これが本当の「最後」です。これまでの集大成のようなものが出来るよう
これから半年間しっかりと準備してゆきたいです。

この家でしかできないもの、この家でやることの意味。
今一度自分に問い直しています。





 
彫 刻 09:58 -
「居 る」

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「居る」ーじっと動かないでいる、低い姿勢で静かにしている。 


池上邸では鳥たちを敢えてわかりづらい建物の隅々に散らばせた。
彫刻達が「置かれた」のではなく「居る」ように錯覚して欲しかった。
並べられたものをただ見るのと、暗闇の中で気配を察知したり
隠れているものを見つけてそれを見るのとでは見え方が違う気がする。

視線の誘導などの工夫はしたが、思った以上に人の感覚は敏感で
多くの人が全ての鳥に気付いていた。
建物と一体となった、そこでしか出来ない展示。
たくさんの人が楽しんでくれていた。






彫 刻 14:25 -
「祈 り」
 
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tadokorogaroでは「未 草」のことを田所真理子さんが
描いてくださった絵本「禾本の丘」の原画も展示されています。

彫刻もそれとリンクしているものが並んでいます。
絵本と共に眺めていただくと面白いかもしれません。






彫 刻 10:30 -
「春 霖」
 
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代官山での展示を終え早一週間。
雨がちにもかかわらず蔦屋一帯はすごい賑わいでした。

二階の窓から眺める景色も、連日通った甲州街道も欅(ケヤキ)の芽吹き一色。
芽吹き始めのあの透けるような、少し銀色がかった葉が本当に好きです。
四季を通して美しい姿を見せてくれる欅はとても好きな木のひとつ。
黒姫にも植えています。次の代への贈り物、立派に育って欲しいです。






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自然と関わりながら仕事をする人間が集まった「自然と暮らす」展。
全体での打合せがほとんど出来ず、かなり不安ではあったのですが
参加できて良かったと思える展示会となりました。
場所柄からか出会う人からたくさんの刺激をもらいました。
近年、東京から受け取るものはあまり無いと都心から遠ざかっていたのですが
やはり東京には東京の良さがありますね。

お越しいただいた皆様、企画者、参加者の方々、本当にありがとうございました。





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彫 刻 18:55 -
「余 韻」
 
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自宅展後に体調を崩し二人して数日間寝込んだ。
部屋は暗くて静かなこと以外はあの時のまま変わっていない。
作品達もじっとその場所に佇んでいる。






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小さな部屋の一室で開かれた写真展。
松村隆史さんは自身も作品も常に自然体だ。
何気ないものに宿る美をそれとなく切り取ってみせる。
奇をてらい過ぎず、かといって独自の表現も外さない。その加減が実に巧みだ。
表現する人間にとって「普通にする」のは実はとても勇気のいること。
誤魔化しがいっさいきかず、力が無ければただの凡作に終わる。

撮って欲しいと願い何度も手紙を書きかけていた松村さんが
突然家にやって来て「黒姫を撮りたい」と言ってくださった。
夢のようなあの日からもうすぐ一年。






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HANG cafeさんによる一日限定喫茶。
「未 草」のイメージから試作を繰り返したという3種のケーキの盛り合わせは
見た目にとても美しく、味のバランスも絶妙で期待を越える完成度だった。
人が好き、人を喜ばすことが好きということが強く伝わってくる
本当に新井さんらしいプレートで、お客さんの反応がその答えだったと思う。
多くの人に愛されている素敵なご夫婦のお店。行かれたことの無い方は
ぜひ一度訪ねてみてください。お薦めがたくさんあります。






彫 刻 21:20 -
「萌 し」

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四月の植物が枝先に灯す微かな煌めき、それは新たな始まりの合図です。
早春に産まれる仔羊達は乳飲み期間を経て、大地が春の萌芽に埋め尽くされるこの時期に
芽吹いたばかりの青草を食べ始め成長してゆくそうです。
それぞれが太古の昔から連綿と続く営み。

そしてそんな季節と重なるかのように自分たち「未 草」にとっても
新たな始まりの萌し(きざし)と今後の成長を予感させるような展示会となりました。

たくさんの出会いに恵まれ、多くの言葉を寄せて頂きました。ありがとうございます。
自分が十数年来ずっと届けたくて届けられなかった想いが近年、少しづつではありますが
人々の心に届き始めているような気がしています。とてもとても嬉しいです。

自宅展にお越し頂きました皆様、遠いところを本当にありがとうございました。
今年も精一杯努力してゆこうと思いますのでこれからも暖かく見守っていてください。
今後の「未 草」もどうぞよろしくお願い致します。






彫 刻 02:47 -
「草 原」
 
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weekend booksさんでの展示会が終わりました。

「…本と椅子さえあれば森の中、どこでも自由な時間が作れます。」
本展で謳ったこの言葉は4年間の森の開拓生活から生まれたものです。

黒姫の土地の木々を持ち込み、実際に森で使ってきた白い布の日除け、
椅子や机やトランク、食事まわりの道具、そして羊の彫刻を並べました。
開拓暮らしの空気のようなものを少しでも感じ取って頂けたのなら嬉しいです。

今回も遠くからわざわざ足を運んで下さるお客さんが少なからずいました。
いつも本当にありがとうございます。

より不便な地で恐縮なのですが、いつの日か黒姫の土地にも
ぜひいらして欲しいという強い思いがあります。
羊が草を食む草原でゆっくりと誰かと食事をしたり、
小川のせせらぎを聞きながら独り本を読んだり、あるいはそんな風景を眺めたり…
自分が豪州で経験してきたそんな暮しを一人でも多くの人に伝えたくて
かれこれ14年、一歩ずつそこへ向かい歩んでいます。

どうしても伝えたいことがあります。
それは生き方そのものでしか伝えられないものだと思っています。
豪州の草原でかつて自分が受け取った言伝(ことづて)、
それは本当にかけがえのないものなのです。





 
彫 刻 18:21 -
「夏 至」
 
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長野県在住作家によるNagano企画vol.2 「冬の遊び」展 
galarie 夏 至 にて。

長年拾い集めてきた舟板で鍋敷をたくさん作ってみた。
木製の舟などほとんど見られなくなった昨今、舟板は貴重な材料。
幾度となく冷たい冬の海に洗われ、真夏の太陽に晒されてきた板達には
それぞれに唯一無二の表情がある。
そこに焦げや欠けなどが加わり、使い込まれた道具としての美しさも
兼ね備わった時、それらの板がどんな表情を見せるのか。
数年後、数十年後にもう一度並べて眺めてみたい。






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憧れの地アラスカの大平原に想いを馳せて作っていた数年前。
自分の中ではなんの疑いもなくカリブーの群れの壮大な風景だったので、
「あ、鹿だ」の声に思わずずっこけた。極北の大地がいきなり奈良公園に…

それがこの冬は違う思いで作っている。
黒姫での冬支度のためにひとり車を走らせていた12月のこと。
小雪が舞う夜道の行く手を突如遮ったのは鹿の群れだった。
動物の群れが道を横切るのを待つなんてまるでアラスカのようで嬉しかったし、
なにより野生の大きな獣の筋肉の生々しさや悠然とした身のこなし、
そして群れの迫力に心奪われた。
もうカリブーでも鹿でも他の動物でも何でもいい。すべては見る人に委ねたい。
ただ、いまなお残るその時の感触が今回のこの動物を自分に作らせている。
そのことだけは確かだ。





 
彫 刻 22:04 -
「展 示」
 
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葉の化石標本




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封じ込めた手と化石





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集めた大切なものを飾る棚




上の棚や家の家具も一部販売しております。
小林庸子のblogでも展示の様子や出品作品がご覧になれますので
よかったら覗いてみてください。






彫 刻 07:05 -
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