美しく暮らしたい
すべてを自らの手で作る暮らし
できることから
ひとつひとつ
美しく暮らしたい
すべてを自らの手で作る暮らし
できることから
ひとつひとつ
林檎がなっている姿には不思議な愛らしさがある。
思わず顔がほころぶのはなぜだろう。
今年に入り林檎を学ぶ学校に通っている。
遥か昔、中央アジアで生まれた林檎の生い立ち、
それから世界へと拡がり多くの品種が生まれてゆく様子、
さらには日本の林檎栽培の歴史といった座学から
新旧世代の様々な農家さんの栽培方法と、どれも興味深い話ばかり。
そして農園での実際の作業お手伝いと、林檎についてのいろはを
様々な角度から知ることができ、毎回楽しく学んできた。
春の花が終わり、かすかに膨らんだ林檎の赤ちゃん。
「摘果」といって、よく育ちそうな実を残し
残りの実は可愛そうだがすべて摘んでしまう。
その感触が手に残っているだけでも
林檎を口にする時の心持ちが今までとは随分違う。
去年黒姫に植えた林檎の苗木は、ネズミに齧られて駄目になってしまった。
雪国ではネズミも必死に生きている。
来春からまた少しづつ林檎の樹を植えていこうと思う。
森で林檎の実がなる姿…
想像するだけでも少し幸せな気分になる。